黒湯温泉


黒湯温泉 「黒湯温泉」 大人:400円   AM7:00-PM6:00
泉質 :単純硫黄泉
 
随分昔の学生時代にこの辺りを一度廻ったことがあり、鄙びた温泉地だったという記憶が薄っすらとあります。当時はどこも熱い源泉を掛け流しにしている素朴な湯治宿といった感じでしたが、黒湯もそんな感じの筆頭だったような気がします。今回訪れてみて、やはり随分変わったなあというのが正直な感想です。まあ、お湯が変わっていなければ良いのですが・・・。

(男女別・内湯)

:微白濁 臭い :薄硫黄臭 :微酸味      
玄関から70メートルぐらい離れた所にある湯小屋に男女別の内湯があります。10人ぐらいが入れる立派な木でできた浴槽です。浴槽はかなり深く腰をつけると鼻先まで湯面が届いてしまいます。お湯は薄く白濁したもので、微小の白い湯花がたくさん舞っています。肌触りは割りとさらりとしていますが入浴感はそれなりにあります。浴槽が深いので入り心地が良いです。ややぬるめで薄く感じるのは気のせいかな?ただ湯小屋の雰囲気や浴室の造りも良いせいか入浴していて気分は良いものがああリます。

(混浴・露天)

:白濁 臭い :硫黄臭 :薄酸味+苦味      
有名な露天風呂のある湯小屋です。ここは混浴で脱衣場も一緒です。内湯もついており5〜6人が入れる広さのもので、やや熱めの白濁したお湯が張られています。黒い湯花も少しだけ舞っています。常時水が足されていましたが、これを止めて源泉のみにして段々熱くすると少しずつ濃い感じになってきていい感じでした。
露天は残念ながら大量加水されてしまっており、かなりぬるくなっていたため入浴感はあまり感じませんでした。かなり薄められているような感じです。これはいけません。
昔はこんなに安易に加水していなかったように思いますので、ちょっと残念です。乳頭温泉全体に言えますが、完全に観光化してしまったためか、安易に加水してぬるめにお湯を設定しているのが目に付きます。熱い温泉はできるだけ熱いまま入るのが自然だと思うのですが・・。ただ周りを取り囲む環境は素晴らしいものがあります。噴気孔もすぐ傍にあり湯煙を上げています。(2002/04/30/PM0:00)

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