石脇温泉


石脇温泉 「ぱいんすぱ新山」 大人:400円 AM9:00-PM9:00
源泉名 :石脇温泉
泉質 :ナトリウム-塩化物強塩温泉(高張性中性温泉)
泉温 :38.0度C 成分総計 25,060.9mg/kg   (Br:95.7)47L/分
:暗薄緑色透明 臭い :薄コールタール臭+アンモニア臭 :塩味      
 
由利本荘市に新しくできた日帰り入浴施設です。あまり大きな施設ではないですが、何もこんな立派な外観にしなくてもいいのではと思えてしまう造りです。お風呂は内湯×1があります。他にジャグジーもありますが温泉ではないようです。
温泉が張られた浴槽は15〜6人が入れる広さがあります。お湯の注ぎ口以外にも浴槽の底からも温泉が吹き出ているところがあります。その温泉が吹き出ているところに行ってみます。おおっ!と思うくらい強烈なアンモニア臭が鼻腔を襲ってきます。これは久々の本格派の便所臭温泉です。

最近のトイレは綺麗で臭いはあんまりしませんが、ここは昔ながらの便所の臭いがします。分かりやすい表現にすると水をさっぱり流さない男子トイレの臭いです。それにプラスしてコールタール系のアブラ臭が混ざって不思議な臭いになっています。

しかし、最初強力に感じたこの臭いも暫くすると慣れてしまいあんまり感じなくなってしまいます。最初こそこれは凄いと思いますが鼻が段々馬鹿になりあまり感じなくなってしまうのが残念です。それでもナミの温泉よりは十分に強力です。どうもこの施設の方針であんまり臭いが香らないようにあれこれ工夫しているような感じがします。温泉を上から注がないのもその一環だと思われます。

肝心のお湯はガツンと来るものではなく割りとあっさり目のさらっとした浴感であまり重たい感じはしません。ぬるつる感もあまりなく少しべたつく感じがします。舐めてみると塩辛さが今ひとつなので薄めているような気がしないでもありません。黒い湯の花がちらほらと舞っています。

全国に数ヶ所しかない便所臭温泉仲間に待望の新人が誕生したことを素直に喜びたいです。まだ便所臭温泉の先輩たちほどの悪臭は放っていませんが、素性としてはかなりよいと思います。このような温泉をこういう自然に近い形で公開した当局の姿勢に拍手を贈りたいと思います。ただこの温泉はあんまり暖まりません。普通であれば浴後は汗が止まらないのですけどね。(2005/10/28/PM2:30)

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