ヘルセンター大雪

くたびれたドライブインのような温泉旅館です。やや雑然とした印象です。お風呂は内湯×１です。変形台形の形をした木製の浴槽でです。１０人ぐらいが入れる広さです。

ぬるめの湯がこんこんと注がれており、入浴感はさほどなくさっぱりした湯です。茶褐色の湯の花も舞っています。しかし、浴後は体がポカポカし、意外と成分は濃いのかもしれません。

また、ここの旅館の最大の特徴はオリジナルの桶があることです。黄色い普通ならケロリンと書いてあるところに、ヘルスセンター大雪と大書きされています。これは結構珍しいと思います。全国の”桶コレクター”には見逃せない一湯と言えましょう。（1999/08/07/AM9:20）

かつて「ヘルセンター大雪」が引いていた雪沢鉱泉（まむし湯）の源泉垂れ流しの場所を確認しました。旅館の裏手の民家の野菜洗い場に変身していました。源泉と思われるものは冷たく無臭で、ちょとだけ鉱物味がしました。ここの場所を教えてくれた近所の人によると、かつては白い湯花がたくさんあったそうです。硫黄臭もプンプンでなかなかのものだったようです。宿の御主人の話ですと鉱泉は硫黄が強すぎて建物が傷むので引くのを止めたようなことを言っていましたが、どうやら湯が枯れたというのが真相のようです。（1999/08/07/AM10:00）

泉質	：含芒硝石膏泉
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