下風呂温泉


下風呂温泉 「さつき荘」 (宿泊)
源泉名 :海辺地2号泉
泉質 :含ホウ酸-食塩硫化水素泉(緊張性低張性高温泉)
泉温 :64度C pH 5.8. 成分総計 4,831mg/kg  (Mg:73.02,Fe:7.61,H2S:57.54)
:黒味灰色濁 臭い :硫黄臭 :苦味+硫黄味+微塩味      
 
下風呂温泉にあるやや鄙び加減の小規模の旅館です。ここのお湯は独自源泉で素晴らしいという話を聞いていましたので、万難を排して宿泊することにしました。
お風呂は内湯×1(混浴)と露天×1(混浴)とがあります。内湯は6〜7人が入れる木でできた浴槽で、そこへ黒味がかった灰色のお湯が溢れています。これは驚きの色です!普段は青味白濁の色らしいですが、今回は偶然にも1年に数回しかない黒っぽい色をしています。とてもラッキーです。
お湯はややぬるめの設定になっており、一度浸かるといつまでも入っていられます。とろりとしたお湯の肌触りは素晴らしく、このままお湯と一緒に融けてしまいたいくらい感触は良いです。黒い小さな墨のような湯花がたくさん舞っており、お湯に浸かり続けていると手とか足とかお尻とかが真っ黒くススが付いたような感じになってしまいます。これは凄いです。
源泉は熱めで少しずつ浴槽に投入されており、湯口付近はちょっぴり熱めになっています。ここでじっとしていると段々眠くなってきます。うとうとトロトロしながら、一人でお湯に浸かり続けます。うーん、これは気持ちがいいなあ!堪りませんね。濃厚なとろりとした黒ゴマのスープのようなお湯にまったり浸かっていると、煩悩も忘れてこのひと時をひたすら楽しみたくなります。
今回は温泉の友人数人と宿泊しましたが、食事もなかなか素晴らしくこれが7000円で宿泊していいのかと思えるほどの内容でした。海の幸がてんこ盛りで、なかなか食べ切れませんでした。宿のご主人のサービスで鯛の一匹ものとホタテとアワビまで付けてくれたのにはびっくりでした。
露天もありますが内湯で十二分に満足してしまいましたので、手をつけただけで入らずじまいでした。宿泊してゆっくりできましたので、可能な限り長時間お湯に浸かり続けました。素晴らしい温泉に好きなだけ浸かり続けられるというのは何ともシアワセなことです。ここは大変気に入ると共に下風呂温泉の奥深さを知ることになりました。早く再訪してこの素晴らしいお湯に浸かってみたいです。(2005/04/30/Deep Midnight)


(再訪・宿泊)

昨年に引き続き「さつき荘」に宿泊してみました。ここはやっぱりいいですねえ。個性的なお湯とのんびりできる雰囲気がたまらなく良いです。下北半島は自宅からエラク遠いのですが、何故か不思議と引き寄せられてしまいます。
昨年と同じようにお湯は灰色濁のものでしたが昨年より浴槽内の湯温が若干高めに感じました。とにかく浸かっていて気持ちのいいのは全く変わらず、今年の方がススのような湯花が多いような気がしました。

とろんとした墨汁のようなお湯に何度浸かったことでしょうか?いやあ、いいなあ。泥湯とも違うしナントモ言いようのない素晴らしいお湯です。

食事つきで宿泊しましたが今回も海の幸が満載でした。毎年来てみたいですが、あまりにも下北は遠いです。今度来るのはいつになりますかねえ?どうして大好きな温泉ほど遠くにあるんでしょうか?不思議です。(2006/04/30/Deepest Night)

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