谷地温泉


谷地温泉 谷地温泉 大人:300円   AM7:00-PM9:00
<分析表掲示なし>  
(ぬる湯)  
:薄白濁 臭い :薄硫黄臭 :薄硫黄味      
(硫黄泉)
:白濁 臭い :硫黄臭 :薄苦味+硫黄味      
ひじょうに有名な秘湯です。平日だというのにかなり賑わっていました。打たせ湯以外は男女別浴になっていました。お風呂は内湯×2です。総ヒバ造りの浴槽が2つ並んでおり、手前がぬる湯で8人ぐらいが入れます。その奥に6人ぐらいが入れる硫黄泉があります。
ぬる湯はややとろみ感があり、その名の通りぬるめで、じっくり浸かっていると小さな気泡が身体にくっついてきます。また不思議なことに浸かっているほどに身体がぽかぽかしてくるような感じがします。
硫黄泉は白濁しており、いかにも温泉という感じですがぬる湯のあとに浸かるとかなり熱く感じます。強豪ぞろいの青森の硫黄泉の中ではあまり特徴のある湯ではありません。やはり、谷地温泉はぬる湯が良いですが、皆さんそう思うのかこちらだけ何時も混んでいるのが困ったところです。(2000/08/11/AM11:00)


(再訪・宿泊)   (注)本レポートは現在の経営陣になる以前のものですので現状とは異なるかもしれません。

青森三大・足元自噴旅館の一つに数えられる「谷地温泉」についに宿泊してしまいました。これで一応三ヶ所宿泊湯破したことになります。(わーい!)蔦温泉酸ヶ湯温泉に比べ地味な上、以前日帰りで訪れたとき時の印象があまりよくなかったのですが、やはり足元自噴泉という魔法の言葉に逆らえず衝動的に宿泊の計画を立ててしまいました。(笑)昼間は団体客がバスで押しかけたりして、狭い浴室がエラク混んでいることが多いので、宿泊者しか居ない深夜に思い切り堪能しようと言う作戦です。
今回は朝食付きのコースで予約しましたが、宿泊代は4,200円でした。部屋は古いものの清潔で畳は張り替えられたばかりのようでいい臭いがします。TVもコイン式ではなく石油ヒーターも最新式のものが使われており感心しました。やや部屋全体がかび臭い感じがするのは仕方が無いかな。トイレは共同ですが、とても清潔でウォシュレットだったのにはちょっと驚きました。
お風呂は以前と変わらず「霊泉の湯」「上の湯」の二つの浴槽がメインであります。この2つは混浴で他に女性専用の浴室があります。この混浴の浴室も女性専用の時間帯があるらしいです。混浴の時間帯に入りに行くと、すでに数人の先客がお湯に浸かっていました。しかも全員「霊泉の湯」に浸かっています。そしてそのお客の中心に湯あみ着をきた女性が一人だけ居ました。この浴室の「霊泉の湯」「上の湯」の境目のところが源泉湧出ポイントで、頻繁に大き目の湯玉がポコポコと湧き出してきています。
しかしこの素敵なポジションには件の女性が占拠しており、なかなか近づけません。他人を圧倒するようなただならぬ雰囲気が感じられ「ここは私の場所よ。あんたがたには絶対に渡さないわよ!オホホホ!!!」とでも言っているかのように、威圧的な浸かり方をしていました。気の弱い私ででは、「順番で譲ってください」とはとても言い出せないフンイキでしtら。まあ、女王様には逆らえないということで、そのうちいなくなると思い、どくまでじっと待つことにしました・・・・。
一番困ったのは女王様が浴槽の真ん中に自分だけ十分な空間を取って一人でいるため、すっぽんぽんで入っている男性陣は体を休めに浴槽の縁に腰掛けたりトドになったりしずらいことです。浴槽のどこに居ても女王様の目に入ってしまうのです。これには参りました。思い思いの浸かり方でリラックスして浸かれないのはかなり辛いものです。女王様と言えど周りの気配を察知して、短時間で出ていくものと思っていましたが、1時間以上この状態が続いてしまいました。(涙)一緒に我慢して浸かっていた男性陣は私も含めかなり疲れたのではないでしょうか。あの女王様は名の知れた温泉マニアなのか単なるDQNなのか謎ですね。マジで参りましたよ。(笑)
「霊泉の湯」はかなりぬるめなのでいくらでも浸かり続けることはできます。しかも足元自噴泉なので新鮮な源泉が体をやさしく撫で付けてくれて、たまらなく気持ちがいいです。お湯からはほんのりと硫黄臭とみょうばん臭が香り、刺激は強くないものの入浴感はバッチリあります。体にはかなりの気泡もくっついてきます。女王様が去った後は私が最高のポコポコのポイントを奪還して王様気分を味わったのは言うまでもありません。(笑)
この素晴らしいお湯を自分の好きな体勢で思い切り堪能することができました。でもあの女王様が戻ってきて、このポジションを取られる恐怖感がありドキドキしながら浸かっていたのは内緒です。(笑)夜の10時を過ぎる頃には、他のお客さんもいなくなりほぼ独占状態でこの素晴らしいお湯を堪能することができました。
ぬるーいお湯に顎までとっぷりと浸かり足元からはポコポコと源泉が湧出してきます。いつも思うのですが、温泉好きに生まれてよかったと思うひと時です。まさに至福の一浴です。ここのお湯の良さは宿泊して人の居ないと時にじっくりと浸からないと真の良さはなかなかわからないかも知れません。素晴らしいです。結局「上の湯」には一度も浸かることはありませんでした。(2007/11/03/Deepest Midnight)

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