山田温泉


山田温泉 「公衆浴場・山田温泉」 大人:300円    
源泉名 :小泉温泉
泉質 :ナトリウム・塩化物・炭酸水素塩泉(含重曹食塩泉)
  :(弱アルカリ性低張性高温泉)    
泉温 :61度C pH 7.98 成分総計 4,743mg/kg    
:薄琥珀色透明 臭い :臭素臭+微アブラ臭 :微アブラ味+金気味      
 
津軽では平均的な佇まいの温泉銭湯です。お風呂は内湯×2です。6〜7人が入れるぬる湯と12〜3人が入れるあつ湯があります。
お湯はぬめり感がありぬるぬるします。またつるつる感もあり、ぬるつるします。肌触りがとてもやわらかで心地よく、ずっと浸かっていたくなってしまいます。源泉はかすかにアブラ臭もして嬉しくなってしまいます。あつ湯の浴槽も十分に深く湯の良さを引き出してくれます。あまり期待していませんでしたが、さすが津軽のお湯だけあり実力十分のお湯でした。ここはかなり気に入りました。(2000/08/12/PM5:00)


再訪(宿泊)

温泉ファンの友人が山田温泉にはお風呂付の宿泊できる部屋があり、しかもそのお湯からは素晴らしいアブラ臭が香っているというトンでもない話をしているのを小耳に挟んだ瞬間からず−−−−−−−−−−−−−−−っと気になっていました。そして念願かなって山田温泉にようやく私も宿泊することができました。わーい!(笑)山田温泉の旅館部には旧館と新館とがあり部屋にお風呂が付いているのは旧館だけで、新館には宿泊者専用のお風呂が別にあります。これは旧館に宿泊しても入れますので、旧館に宿泊するのが一番コストパフォーマンスの良い選択になります。
さてお目当ての部屋付きのお風呂を早速覗いてみます。おおっ!ナンと総ヒバ造りの浴槽ぢゃないですか。浴室内はすべて浴槽も洗い場も木でできているのです。これはヤマダかつてないことではないのか。(化石ギャグ)それにしても凄く贅沢だなあ。お風呂はジャスト二人サイズのものです。浴槽もかなり深めでとっぷりとお湯に浸かることができます。宿に着いたときには既にお湯が張ってあり、浴槽内のお湯はややぬるめになっていました。
そこで源泉の蛇口を最大にしてお湯を大量投入します。すると間もなくザザアアと掛け流し状態になってきます。しかもアブラ臭が段々強く香ってくるのです。これは堪りません!浴室中にアブラ臭を充満させ、お湯がアツアツになるのを待って浴槽に身を沈めます。源泉を大量投入したばかりのお湯は、鮮度も抜群に良くナンとも浸かり心地が良いです。肌触りはぬるつる感が強く皮膚の周りにぬるりとしたお湯の膜ができるような気がするほどです。
そして気泡もかなりくっついてきて気泡系ぬるぬる感も感じられます。いやあ、いいぞ、いいぞ。暫くの間夢見心地でお湯に浸かり続けてしまいます。源泉をずっと投入し続けているとお湯はかなり熱くなってきます。うーん、もう駄目だす。もうヘロヘロになってしまいギブアップです。身体中が熱く火照っています。含有成分も濃い目なのでとにかくよく暖まります。夏のこの時期正直ちと辛いです。しかし実は隣の部屋ではクーラーをガンガン効かせてあるのです。(高笑)身体をさっと拭いてひんやりした部屋に入ります。うひゃあああー、気持ちがいい!ここで冷やしていた缶ビールをぐびり!と飲み干します。もう、堪りませんねえ。ここに住んでみたくなりました。
ビールを飲みながら朦朧とした頭の中で見た幻想・・・・。

「ただいま」
新妻「お帰りなさいませ」
「お風呂にしますか?それともご飯にしますか?」
「うーんそうだなあ、お風呂にしよう。しかも熱いのがいいね」
新妻「先ほどから源泉を出しっぱなしにしておきましたわ」
「今日はちょっと疲れたのでアブラ臭もつけてくれると嬉しいなあ」
新妻「承知しました。そんなこともあるかと思い少々アブラ臭も強くしてありますわ」
「おお、それはありがたい!」
新妻「オマケに、アワアワも付けておきましたよ!」
「うひゃーー!」

ってなことがあったら夢のようですね。(笑)
それとここの浴槽の底に1ヶ所穴が開いておりそこから常時熱い源泉が少しずつ出ています。そのため湯温は一定の温度で保たれる仕組みなっているようです。

新館にある宿泊者専用のお風呂は5〜6人が入れるものでややぬるめの源泉が注がれていますが、浴槽の底の穴から熱い源泉が出てきていますので浴槽内はまんべんなく適温やや熱めになっています。期待していたアブラ臭は余り強くは感知できませんでした。ここのお湯はぬめり感がかなり強く肌触りはとてもいいです。そしてここも猛烈に暖まるお湯で浴後は汗がなかなか引かないので夏場は少々しんどいです。
かつて日帰り入浴で公衆浴場のお湯に入ったときはちょこっとアブラ臭のするお湯という感じでしたがこれほど良い源泉であるとは思いませんでした。「あすなろ」の部屋付きお風呂ほどのアブラ臭は感知できませんが、こちらは含食塩の浴感がよく出ており入浴感としてはいい勝負かもしれません。ここは宿としてもしっかりしており素泊まりで泊まる分には十分すぎるくらいです。宿泊しての居心地の良さと言う点では「あすなろ」よりも上かもしれません。(2007/08/19/the Greatest Midnight)

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