福島県の温泉

熱塩温泉「ますや旅館」

(宿泊)
源泉名:熱塩温泉
泉質:ナトリウム・カルシウム-塩化物泉
泉温:64.3度C pH:6.4 成分総計:11,419mg/kg (Fe:2.5,Br:23,I:1.4)
色:微白濁  臭い:ほぼ無臭  味:塩味+苦味

熱塩温泉にある中規模の温泉旅館です。共同源泉の泉源から一番近い位置にありますのでピュアな熱塩温泉のお湯を堪能できると思い宿泊してみることにしました。お風呂は内湯×1があります。

この内湯の佇まいがスバラシイです。すべてが木でできた(天井以外)浴室&浴槽で見た目にもおおつ!と声が出てしまいました。3~4人が入れる木の浴槽に熱塩温泉の源泉が直に注がれて掛け流しになっています。お湯はやや白濁気味のものですが浴室の木や湯口の周辺は赤茶色になっています。お湯の中にも茶色っぽい小さな湯花が少しですが舞っています。

期待してお湯に浸かってみるとちょっと拍子抜けです。お湯がかなりぬるいのです。40度を切るくらいの湯温です。以前に共同浴場に入った時はアツアツのお湯だった記憶があります。本日のお湯は相当ぬるく源泉の持つ力強さはかなり弱めに感じてしまいます。お湯に浸かっても浸かってもちっとも暖まりません。

浴後に宿のご主人にお湯の温度についての話をしたところ、東日本大震災の後から源泉の温度の低下と湧出量が減っているとのことでした。更に今年になってから湯量の低下が激しくなってきてしまったそうです。お湯がぬるめなのは原因がわかりましたがそれでもぬるすぎますので、ご主人に配管を工夫して湯量が多く来るように調整をしてもらいました。

その結果湯温は2~3度はアップしようやく適温のお湯になりました。やれやれです。この暖かくなってからのお湯は力強さがあり少しだけガツンとくるものでやはりいいですね。熱塩温泉はこうでなくちゃ。源泉の湯量は各旅館に平等に配湯されているらしいので、大型の旅館はどうしているのか気になりました。

女湯の入り口が右のようになっていたのには正直びっくりです。トイレ兼用なのでしょうかね?勿論覗きませんでしたが、とても興味深いです。(笑)

今回は一泊二食での宿泊でしたが朝夕の食事の量にはびっくりしました。とても7,500円の料金とは思えないくらいでした。朝は通常のご飯付きの朝食に更に大盛りの温泉粥が付きます。これは食べきれませんでした。(2012/11/23/PM:7:00)

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