東山温泉
東山温泉 | 「新瀧夢千年」 | (宿泊) |
(天然岩風呂「千年の湯」)
源泉名 | :新瀧源泉(むじな湯) |
泉質 | :ナトリウム-カルシウム-硫酸塩・塩化物泉 | ||
:(含塩化土塁-芒硝泉) |
泉温 | :39.3度C | pH | 7.9 | 成分総計 | 1,515.9mg/kg | (Mg:1.3,Br:1.4) |
色 | :無色透明 | 臭い | :微芒硝臭 | 味 | :ほぼ無味 |
源泉名 | :組合混合泉(管理組合2号泉 伏見ヶ源泉 協同組合1,4号泉) |
泉質 | :ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物温泉 | ||
:(含塩化土塁-芒硝泉) |
泉温 | :47.8度C | pH | 8.1 | 成分総計 | 1,727mg/kg |
色 | :無色透明 | 臭い | :微芒硝臭 | 味 | :ほぼ無味 |
会津若松市にある東山温泉の老舗旅館の一つです。ずっと昔に東山温泉の旅館に宿泊したことがあったのですが、どこに宿泊したのかまったく覚えていませんでした。お湯の感じもまったく記憶にありません。(笑)東山温泉は川を挟んで両側に旅館が立ち並んでいますが大型のものが多く個人向けは少ないような感じを受けます。 |
新瀧千年も大旅館で旧館と新館とがありますが旧館はかなり古い感じがします。今回宿泊したのは新館の方です。ここは竹久夢二にゆかりのある旅館ですので、作品のレプリカが飾られ、一部本物も展示してあります。右側の写真は「天然岩風呂」のある浴室です。 |
お風呂は2ヶ所あります。有名な足元自噴の「天然岩風呂・千年の湯」(男女時間制)。もう1ヶ所は男湯が「男爵の湯」、女湯が「貴婦人の湯」と名づけられており、それぞれに「蔵の湯」という露天がついています。
さっそく「天然岩風呂」のお湯に浸かってみます。ここは男女が2時間おきに交代で入るシステムです。川と同じ高さまで階段で降りていくアプローチが良いです。 |
浴室はかなり広く3つの浴槽があります。一番手前から大理石風呂、真ん中が岩風呂、奥が岩盤風呂と名づけられています。湯温は岩盤風呂が一番熱めで大理石風呂が一番ぬるいです。いずれの浴槽も足元自噴ということになっています。 |
岩盤風呂は足元自噴風呂として有名なもので、4〜5人が入れる広さの岩をくり貫いたお風呂です。浴槽の底の方から源泉が出ていますが、コンクリートの板で蓋がされておりそのコンクリの板と板の隙間からお湯が出ています。
お湯は無色透明の少しぬめり感のあるぬるつるする感触のもので入浴感は良いです。足元自噴ですがお約束の湯玉はまったくありません。また浴槽内で気泡もまったくつきません。これはちょっと不思議ですね。 |
真ん中の浴槽は少しぬるめで岩盤風呂の余り湯も注がれています。(浴槽内で繋がっています)ここは湯温はぬるいものの、入り心地は岩盤風呂よりは良いような感じがします。少しとろみ感のあるお湯はとても入り心地が良く、また肌触りもやわらかで何とも言えず気持ちがいいものがあります。 |
大理石風呂はぬるすぎてあまりゆっくり浸かっていることはできません。お湯の鮮度もイマイチです。ここの足元自噴のお風呂は湧出量が少なすぎて、あまり新鮮なお湯を浴槽内で十分に堪能することはできませんでした。
全体的にここの浴室のお湯は季節的なものかどうかわかりませんが源泉の湧出量が少なかったように感じました。そのため足元自噴温泉特有の鮮度感溢れるお湯を、思いのまま堪能するという訳にはいかなかったのが残念です。一部共同源泉も足しているようでした。 |
もう1ヶ所のお風呂は共同源泉を使用したもので、男湯の「男爵の湯」は10人くらいが入れる広さで、気持ち熱めのお湯が掛け流しになっています。お湯に浸かった瞬間にピリリとし、とても入浴感のある力強い感じのするものです。ぬめり感とぬるつる感があり浸かり心地はなかなか良いです。肌触りも申し分なくこのお湯はかなり良いと思います。ただ浴槽がとても浅いのが惜しいです。さすが伝統の東山温泉のお湯だけのことはあります。 |
4〜5人が入れる露天もついていますが、おまけ的なもので、特別なものはありません。これは一般客向けで展望もよくありません。 |
今回は久しぶりの私のおごりシリーズで家族連れで宿泊しました。15、000円の宿泊料金は私にとっては安いものではないですが、総合的に見て満足度と言う点では今ひとつだったかもしれません。私は今時珍しくなった食事の部屋だしというのはあんまり歓迎しません。料理はマグロの刺身などは出てきませんでしたが、名物の鯉料理がなかったのが残念でした。 |
東山温泉は会津若松市内に近いせいもあり団体客仕様の大きな温泉ホテルが多く個人客の扱いはまだ不十分なのではないかなとちょっと思いました。これからは個人客を呼び込んでリピーターを増やす努力をしないと、なかなか厳しくなっていくのではないでしょうか。東山温泉に限ったことではありませんが。(2005/12/30PM7:00) |