法師温泉


法師温泉 「長寿館」 大人:800円 小人:500円 AM10:00-PM2:00
源泉名 :旭の湯(新治村大字永井650)
泉質 :石膏泉(緩和製低張性温泉)
泉温 :42.9度C pH 8.3 成分総計 1,290mg/kg    
源泉名 :寿の湯(新治村大字永井650)
泉質 :石膏泉(緩和製低張性温泉)
泉温 :42.4度C pH 8.4 成分総計 1,296mg/kg    
源泉名 :源の湯(新治村大字永井650)
泉質 :石膏泉(緩和製低張性温泉)
泉温 :42.9度C pH .8.3 成分総計 1,290mg/kg    
:無色透明 臭い :薄硫黄臭 :薄硫黄味+薄石膏味      
 
十数年ぶりに法師温泉を訪れてみました。現在は群馬県の数ある温泉の中でも屈指の人気を誇る一軒宿になっています。建物は昔のままで歴史を感じさせるものです。お風呂は内湯×1(混浴)があります。宿泊者専用の露天風呂も最近できたようです。さて混浴大浴場「法師の湯」に浸かってみます。(お風呂の写真は女性も入浴中のため撮影しませんでした。)
無色透明のお湯が満たされた浴室・浴槽はやはり見事なものです。大きく4つに仕切られた浴槽はそれぞれ1本ずつ湯枕が渡してあります。浴槽も少しずつ湯温が異なりますが全体的にはぬるめので、かすかに硫黄臭が感知できます。お湯にとっぷり身を任せているといつまでもいつまでも浸かっていられそうな感じがします。玉石の敷かれた浴槽の底から時折ぽろろろろーっと気泡が立ち昇り源泉が湧出していることを教えてくれます。いまや日本でも数少ない足元湧出自噴のお風呂にゆったり入れるので、心地よいことこの上ありません。ただ人気があり一般の観光客も多く入浴しているため、ゆったり入れないのがちょっと残念です。やはり宿泊して思い切りこのお湯を堪能するのがベストかもしれません。(2002/03/29/AM10:30)

 

(法師温泉宿泊記)

源泉名 :旭の湯(法師温泉)
泉質 :カルシウム・ナトリウム-硫酸塩温泉
泉温 :42.7度C pH 8.2 成分総計 1,250mg/kg  
:無色透明 臭い :薄石膏臭+微硫黄臭 :微薬味      
 (長寿乃湯)(小浴場)
源泉名 :寿の湯
泉質 :カルシウム・ナトリウム-硫酸塩温泉
泉温 :42.2度C pH 8.3 成分総計 1,260mg/kg   87.6L/M
(玉城乃湯)(中浴場) 
源泉名 :寿の湯、宮行の湯
泉質 :カルシウム・ナトリウム-硫酸塩温泉
泉温 :42.2度C pH 8.3 成分総計 1,260mg/kg   87.6L/M
(玉城乃湯)(野天風呂) 
源泉名 :宮行の湯
泉質 :単純温泉
泉温 :27.8度C pH 8.4 成分総計 550mg/kg   190L/M
 
以前立ち寄りで入ったときの良さが忘れられず、今回温泉仲間と法師温泉に宿泊してじっくりお湯を堪能してみることにしました。今年は例年以上に雪が多く幹線道路から法師温泉への道がどうなっているか心配したが、きっちり除雪されており一安心です。法師温泉はやはり冬の雪をかぶった姿が似合うように思われます。
屋根にたくさんの雪を抱いた外観は素晴らしいとしか言いようがありません。館内は基本的に昔のままですが、必要に応じて近代化されておりトイレや洗面所はとても清潔で綺麗です。部屋は古くささを全く感じさせない造りになっており、寒さ対策も十分で部屋の中にいると汗ばむくらいです。今回は一泊するので日帰り客が帰ったあとゆっくりとあの足元自噴のお湯を堪能したいと思います。
部屋で荷物を解くなりまず真っ先に法師の湯に向かいます。さすがに人気の旅館だけあり、日帰り入浴客が帰った後でも結構な数の人が入っています。館内はかなり薄暗くなってきていますが、ざっと10人くらいでしょうか。足元自噴のお湯の出の良いスポットは2ヶ所ほどあります。入口から向かって右側奥の浴槽の手前の左端と左奥の浴槽の奥側浴槽の右端です。
基本的に法師温泉のお風呂は4つの大きな浴槽でできており、それぞれの浴槽の真ん中に湯枕が通されており、見た目の浴槽は8ヵ所に見えます。そして右側の浴槽は左側の浴槽より湯温はやや熱めになっています。一番手前の浴槽は源泉が湯口から直接浴槽に注がれており一番湯温が高くなっています。
浴槽の底の小石の間からポロローンとお約束の湯玉が駆け上ってきます。ここの浴槽の湯玉たちは間欠泉のように間を空けてポロローンと湧き出してきます。これが気持ちいいんだなあ。堪りませんね。ここの浴槽は心持ちお湯は熱めでお湯から出たり入ったりしながら浸かり続けます。人がいなくなりましたので、思わずトドになってしまいました。(笑)しかしこの時期のトドはちょっと寒いですね。

もう一つの源泉湧出スポットの左側の奥の浴槽に移動してみます。こちらは右側に比べてかなりぬるめです。一度お湯に浸かるとなかなか出ることができません。ここも大きな石の間からポロローンと湯玉が駆け上ってきます。右側の浴槽より湧き出てくる頻度は多いようです。
少しの硫黄臭と石膏臭のあるやさしい肌触りの芳醇なお湯に身を任せていると、次第に眠くなってきます。こっくりこっくりしながら、ひたすらお湯に浸かり続けます。何とも表現のしようのないほど温泉好きにとってはシアワセなシアワセな時間です。これを今回は夕方、夜、早朝と3回ほどじっくりと堪能しました。

夜の部では何故かフランス語を喋る男女4人の異国人が入ってきて、浴室内にフランス語がこだまするという不思議な展開となりました。しかしここの浴室のフンイキは誰が何と言おうと好きです。

宿泊者専用の内湯と露天もあります。なかなか立派な造りですがほとんど入りませんでした。私にとってはほとんど必要のないお風呂でした。写真も撮りませんでした。

料理はまあまあの質と量で、部屋出しでした。うーん、また来たくなってしまいました。(2006/02/11/Deepest Midnight)

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