草津温泉


草津温泉 「高砂旅館」 (宿泊)    
源泉名 :地蔵源泉
泉質 酸性・含硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物温泉
成分総計 4,410mg/kg (Mg:76、Al:184、H2S:3.4)      
:無色透明/白濁 臭い :薄硫黄臭+明礬臭 :酸味      
 
草津の源泉の中でも人気の高い地蔵源泉を使用した旅館の一つです。共同浴場の「地蔵の湯」の直ぐ近くにあります。年季の入った渋い外観の建物です。館内の黒光りするほど使い込まれ、磨き込まれた廊下や階段が素晴らしいです。お風呂は男女別内湯×1と貸し切りの小風呂があります。
男湯は8〜9人が入れる広さのひょうたん型の浴槽があります。湯口が2ヶ所あり、お湯の注ぐ量を加減することにより湯温を調節するシステムになっています。今回入った時はお湯はかなりぬるめになっており湯口を全開にして源泉投入量を最大にして熱くなるのを待ちましたが、なかなか熱くはなりませんでした。お湯は無色透明ですが白い粉のような湯花が沈殿しており、かき混ぜると薄く白濁気味になります。肌触りはぬるいせいもありおとなしいもので、草津の中ではごく普通の感じです。
ここの旅館の目玉は小浴場の方です。基本的に貸し切りで使用します。ここは内湯×3で、一人で入りたい小さな浴槽が3つ行儀よく並んでおり、それぞれに湯口が付いておりお好みで湯量を調節することができます。こちららも3つの浴槽ともぬるめになっていたため、真中の浴槽に源泉を集中して注ぎ込み熱くしました。一人分の広さの浴槽に大量に源泉を投入できるので新鮮な源泉に思い切り触れることができます。
浴槽内のお湯を熱くすると共にお湯が白濁気味になってきて雰囲気も良くなってきます。お湯は肌触りも申し分なく湯の成分が皮膚に染み入るような感じがします。何といってもこの素晴らしい地蔵源泉を一人占めして浸かれるのが嬉しいです。今回は宿泊したので晩と朝に思う存分この小浴場の風呂に浸かることができました。(2001/09/21/PM10:00)

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