万座温泉


万座温泉 「松屋ホテル」 (宿泊)    
源泉名 :ラジウム北光泉
泉質 :酸性-含硫黄-マグネシウム-ナトリウム-硫酸塩泉
     
泉温 :73.1度C pH 2.5 成分総計 1,397.35mg/kg   (H2S:41.8)
:白濁 臭い :薄硫黄臭 :薄酸味+薄苦味      
 
万座温泉にあるホテルとは名ばかりの温泉旅館です。かなりくたびれてきています。お風呂は大浴場×1と家族風呂×2があります。
大浴場は内湯が一つで浴室・浴槽がすべて木でできており、雰囲気のある湯小屋です。お風呂は真四角の浴槽が真ん中に造ってあり8〜9人が入れる広さです。白濁のお湯が溢れています。臭いは思ったほど硫黄臭がしません。ガス分を抜いているのかもしれません。最初にこの浴槽に入った時は暫く人が入っていなかったのか、かなり熱めになっており湯に浸かっていると肌がピリピリしてきました。手のひらが一瞬にしてふやけてしまいました。子供たちも一緒に入りましたが、歯を食いしばって頑張って入っていました。また、湯もみ板があったので、皆で手分けしてお湯をかき混ぜました。下の子が何故か「エンヤードット、エンヤードット」と歌いながら湯もみしていたのが、妙におかしかったです。
家族風呂は2つありますが、どうやら昔はこちらが男女別の浴槽になっていたようです。壁を挟んで両側にありますが、ほぼ同じ造りです。4人ぐらいが入れる真四角の木製の浴槽です。まさに共同浴場を彷彿とさせるような造りです。何回か入りましたが常に大量に加水されており、状態の良いお湯になかなか浸かることはできません。水を止めて暫くすると熱めの入浴感のあるお湯になってきます。
この家族風呂の直ぐ外で源泉が湧いているようで、源泉から浴槽まで2メートルぐらいなので、ほぼ源泉直のフレッシュなお湯を味わうことができます。ここも硫黄臭は弱めで酸味も大人しいです。源泉を入れれば入れるほどとろみ感が出てきて、かなり入り心地の良い湯になります。

今回は宿泊しましたが残念ながら宿としては誉められたものではありません。食事・設備・部屋・接客対応などどれを取っても今時珍しいぐらいレベルの低いものです。到底また宿泊しに来たいと思えるような所ではありません。お風呂自体は悪くないので、立ち寄りで家族風呂に入れれば十分だと思います。(2000/10/28/PM5:00)


群馬の温泉へ戻る