南郷温泉「しゃくなげの湯」

利根村にできたばかりの温泉施設です。いわゆるセンター系施設ですが、無骨なコンクリ造りではなく惜しげもなく木材を使ったなかなか凝った造りとなっています。内部も木がたくさん使われており気持ちがいいです。お風呂は内湯×２と露天×２があります。「石風呂」と「檜風呂」の浴室があり１週間ごとに男女の入れ替わりになっているようです。今回私が訪れたときは男湯が「石風呂」でした。パンフレットを見る限り私には「檜風呂」の方が断然良いように思われました。

内湯は１２～３人が入れるジェットバス仕様のものと４～５人が入れるジャグジー風呂があります。浴室に入ったとたん硫黄臭が鼻孔をかすめ嬉しくなります。この手の施設ではめったに体験できないことです。しかし浴槽内のお湯からはあまり硫黄臭は感知できません。掛け湯コーナーとお湯の注ぎ口からは気持ちの良い硫黄臭が感知できます。お湯は肌触りの柔らかなもので、少しだけぬめり感があり、ちょっとだけ気泡がくっつきます。白い湯花も舞っています。新興温泉の源泉とは思えないようなお湯の感じがします。

露天は１５人ぐらいが入れるものと、５人ぐらいが入れるものとがあります。展望は良くありませんが開放感はあります。施設の説明によるとここのお湯は循環させていないということですが、その通りだと思います。センター系施設としては、かなり好感の持てるお湯でお勧めできます。（2002/03/08/PM1:30）