国見温泉


国見温泉 「石塚旅館」 大人:300円 小人:円 AM8:00-PM7:00
源泉名 :国見温泉(薬師の湯)
泉質 :含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩泉
泉温 :54.5度C pH 7.1 総成分 4,842mg/kg H2S:49.4
:黄緑色 臭い :硫黄臭 :まずい   ケロリン桶
               
有名な国見温泉にようやく入ることができました。十数年ぶりです。風呂は内湯×大小2と混浴の露天が×1です。もっと鄙びていたようなイメージがあったのですが、山小屋風で外観も中々良いです。
大浴槽は柱が真ん中に有り、14〜15人は入れる広さです。きれいな黄緑色のお湯が溢れています。とてもきれいな色で、色だけでも満足できます。湯は熱く硫黄臭もあり、何とも気持ちが良いです。浸かるほどに心地よく、頭がくらくらしてしまいました。ぬめり感もありますが、気泡は体にあまりつきません。微少の白い湯の成分(湯の花)が体にたくさんくっつきます。
小浴場は4〜5人も入ればいっぱいになる広さで、湯の透明度はこちらの方が高いようです。石塚旅館のお湯ではここが一番浸かっていて、満足感を覚えます。立ち込める硫黄臭と新鮮な源泉が溢れており、何とも贅沢な時間を過ごすことができます。
露天風呂は細長い長方形の形をしており、10人は楽に入れる広さです。ここも目に鮮やかな黄緑色のお湯が溢れています。浴槽の底に2〜3センチ白い湯の花が絨毯のように厚く堆積しています。潔癖症の人々には気持ち悪いかもしれませんが、このぬらぬらした感触たまりませんなあ。さすがに手にすくって顔パックはしませんでしたが・・・。
オバ様軍団6人と一緒に混浴しましたが、とにかくほんと気持ちよくて全く気になりませんでした。1時間ほどぼけっとして浸かってしまいました。ここの湯はほんとに湯の成分を思いっきり体で感じ取ることが出来るような気がします。湯量豊富な上、高原を吹きぬける風も心地よく満足度が異常に高い湯でした。ここは何度でも足を運びたくなる湯の一つですね。
右の写真は源泉の湧出地だと思われます。露天風呂から10メートルぐらい離れたところにあります。お隣にある「森山荘」は同じ源泉だと思い入浴しませんでしたが、別源泉という話もあり、チェックしてこなかったのが今になって悔やまれます。それにしても岩手山を含む八幡平周辺の温泉は底知れぬ良さがあり、何年かかけてじっくり廻ってみたいものです。(1998/08/27/AM13:30)

前日の「なりや」に引き続き今宵は「石塚旅館」に宿泊しました。うーん何とも贅沢です。お風呂の詳細は以前レポートしましたので省略します。それにしても思い立った時に気分に応じて大浴場・小浴場・露天と好きなところに思いっきり浸かれますので夢心地で何度も入浴しました。結局小浴場に一番多く浸かったかもしれません。それにしても今回は国見温泉の3個所を制覇しましたが、それぞれ個性が感じられどこも気に入りました。(1999/08/08/PM6:00)

何度目かの再訪(宿泊)

「石塚旅館」は過去一度宿泊したことがありますが、再び宿泊してみることにしました。今回は温泉仲間と自炊部でのお泊りです。料金は1泊3,000円(宿泊代2,000円+布団代1,000円)でした。自炊棟は本館の隣にあるかなり鄙びの入った建物で、部屋の明かりは裸電球1個です。(笑)
部屋の中はちょっぴり薄暗い感じで、独特の雰囲気をかもし出しています。私はOKですが駄目な人は駄目かも。ここで各人が各地から持ち寄った生ラーメンを調理して食べる「ラーメンオフミ」を開催したのですが、なかなか美味しかったですよ。(笑)
お湯は相変わらず絶好調です。新しくなってからまだ行ったことのなかった大浴場へ行ってみました。10人くらいが入れる浴槽に綺麗な翡翠色のお湯が張られています。
湯温も適温気持ち熱めと言った感じのとてもいいものです。白い湯花も浴槽の底に沈殿しています。浴室の床も早くもお湯の成分で千枚田状になりつつある部分もあります。
以前の大浴場はお湯がぬるめで今一つインパクトに欠けるものだったような気がしましたが、改装後のこのお湯は中浴槽ほどいいと言うことはないですが、かなり迫っているのではないかと思います。こういうリニューアルは大歓迎ですね。それにしても国見のお湯はいつ見ても綺麗な色でうっとりとしてしまいます。
さてお目当ての中浴槽に入ってみます。ここはまったく変わってしません。前に入った人が加水したようでややぬるめになっていましたが、何回か出たり入ったりをしていうちに段々熱めのいつものお湯になってきました。夜の誰もいない時間に一人でぼけーっと入っているとホント気持ちがいいです。
きりりと身の引き締まるお湯に「もっと、しっかりしろ!」と励まされているような感触すらします。お湯に励ましを受ける私はアホなのでしょうか?(笑)
あまりの気持ちの良さにトドになりますが、お湯の成分で床がギザギザに尖っているため、なかなか落ち着いてトドになれないのが惜しいといえば惜しいです。それにしても国見はいつ来ても素晴らしいです。改めて見直しました。(2007/08/18/Deepest Midnight)

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