川尻温泉
川尻温泉 | 「国民宿舎・かいもん荘」 | (宿泊) |
源泉名 | :湯津温泉(開聞町川尻字古川尻5402-14) |
泉質 | :単純温泉(低張性中性低温泉) |
泉温 | :32.5度C | pH | 6.9 | 成分総計 | 632.7mg/kg | (Mg:4.0,Fe:1.3) |
色 | :無色透明 | 臭い | :ほぼ無臭 | 味 | :ほぼ無味 |
源泉名 | :恵比寿温泉(川尻2号泉)(開聞町川尻字大月5379-7) |
泉質 | :塩化物泉(高張性中性高温泉) |
泉温 | :59.0度C | pH | 6.8 | 成分総計 | 35,230mg/kg | (Mg:1,279、Fe:5.0、Br:4.8) |
色 | :黄褐色濁 | 臭い | :金気臭+アンモニア臭 | 味 | :強塩味+苦味 |
源泉名 | :湯津温泉(開聞町川尻字古川尻5402-14) |
泉質 | :単純温泉(低張性中性低温泉) |
泉温 | :32.5度C | pH | 6.9 | 成分総計 | 632.7mg/kg | (Mg:4.0,Fe:1.3) |
色 | :無色透明 | 臭い | :ほぼ無臭 | 味 | :ほぼ無味 |
開聞岳の近くにある国民宿舎です。かなり古く外観・内装ともに鄙びてきています。最近のゴージャスな公共の温泉施設を見慣れた目からすると、逆に妙に新鮮な感じがし親近感が湧いてくるから不思議です。今回はこの一帯の観光の拠点として家族で宿泊してみることにしました。部屋からは海と開聞岳が見えなかなかのものです。お風呂は内湯×1と露天×1があります。 |
内湯は12〜3人が入れる四角いもので明茶褐色濁のお湯が見事に掛け流しになっています。浴室の床が赤黒く染まっています。ここに注がれている源泉は多分川尻源泉と恵比寿源泉がブレンドされたものです。(分析表は湯津と恵比寿の掲示)そのためお湯はややぬるめになっています。湯量豊富で掛け流されているお湯の中に身を沈めていると何とも居心地が良いです。お湯はぬめり感があり、ぬるつるします。お湯の成分が皮膚にまとわりついてくるような感じがします。ガツンとくるような感じではなくマイルドな感じです。 |
露天は外に出て階段を下りたところにあります。15〜6人が入れる広さで、ここには川尻源泉を加えた3源泉がブレンドされて投入されています。内湯より心持濃く感じる露天は海に面したロケーションが何と言っても素晴らしいです。渚も近く海と開聞岳を見晴らすことができます。 |
お湯はいかにも温泉らしいもので、内湯より恵比寿源泉の投入量が多いようで少しだけアンモニア臭も感知できます。とにかくとても気持ちよく浸かれるお湯です。吹き抜ける風も心地よく感じられます。メインの浴槽の隣に小さめの冷たい源泉の張られた浴槽?がありますが、これは湯津源泉がそののまま投入された夏向けの浴槽なのでしょうか?隣の「温泉保険保養館」のお湯ほどではないですが、これこれでよい湯です。 |
今回は宿泊しましたが、食事も満足できる内容でした。贅沢なものは出ませんが地のものを丁寧に料理して出してくれるので嬉しくなります。この料金でこの食事と温泉なので満足度は高いです。施設・設備重視派でなければお勧めできます。(2003/03/31/PM6:00) |
久しぶりに大隈半島まで遠征しましたので、以前家族で宿泊したことのある「かいもん荘」を再訪してみました。そして玄関の前でびっくりです。何と閉館していました。(涙)鄙び系国民宿舎でしたが、食事もお湯もよかっただけに残念です。建替えの費用が捻出できなかったのでしょうか。ロケーションなんて抜群に良いので、何とか生き延びる方法はあったように思いますがねえ。 |
源泉は枯れたわけではなくもったいないことに流しっぱなしになっていました。強食塩泉を海に掛け流しで捨てているなんて悲しすぎます。スポンサーが現れて何とか復活してくれませんかねえ。(2007/10/07/PM4:00) |