不二の湯温泉


不二の湯温泉 「不二コンクリートの湯」 大人:100円   AM5:00-7:45、9:30-PM11:00
泉質 :炭酸水素塩泉
泉温 :45.2度C
:無色透明 臭い :薄金気臭+薄鉱物臭 :薄鉱物味+微塩味      
 
その存在を知って以来どうしても訪れてみたかった温泉施設の一つですが、ようやく念願かなって訪れることができました。熊本不二コンクリート工業(株)という会社の工場内にある温泉入浴施設です。看板がなかったら絶対に分からない超秘湯モードの施設です。コンクリート製品(土管など)に取り囲まれた中にポツンと小さな湯小屋があります。いやあ、いいなあ、このロケーション。B級ワールドです。湯小屋もこじんまりとしており、休憩所などはありません。お風呂は内湯×1があります。
5〜6人が入ればいっぱいになる浴槽に勢いよく源泉が注がれています。浴室内の床や浴槽はお湯の成分で赤茶色に染まっています。お湯は無色透明で割と大きめな気泡が舞っており、お湯に浸かると直ぐにアワアワぬるぬるになってしまいます。くーっ、堪りませんねえ!浴槽はかなり深めで底に尻を着けて入ると鼻の直ぐ下まで湯面が来てしまいますが、鼻で息をしながらとっぷりとこの素晴らしいお湯に浸かります。お湯からは強くないながらも金気臭が香り、お肌は気泡でアワアワになりながら、じっとして浸かっているとシアワセな気分がこみ上げてきます。
気持ちよさそうにお湯に浸かるオジサンを連続撮影してみました。(笑)自分が浸かった時もあんなに気持ちよさそうに浸かったのかなあなどと考えながらシャッターを切りました。勿論、この後私も再度たっぷりとお湯に浸かりました。シアワセ、シアワセ。
100円でこのようなお湯に浸かれることを素直に喜ぶと共に、この会社の社長さんに感謝したいと思います。湯質といいフンイキといい最高に気に入りました。こういう素敵な温泉との出会いがあるので湯巡りをいつまでも止められないんですよねえ。浴後はかなり温まりポカポカ感が暫く残ります。右の写真は湯小屋の裏にある源泉タンクです。この土管置き場に住んでみたいとマジで思いました。(2004/11/03/PM0:30)

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