熊本県の温泉
湯浦温泉「亀井荘」(宿泊)
源泉名:湯浦温泉
泉質:単純温泉
泉温:42度C
色:無色透明 臭い:薄甘味硫黄臭 味:薄甘味硫黄味
湯浦温泉にある小規模の温泉旅館です。ここは独自源泉を持っているとのことでしたので、宿泊してゆっくりお湯を堪能することにしました。お風呂は内湯×1があります。
綺麗な明るいタイル張りの浴室・浴槽です。4人くらいが入れる浴槽にお湯がドバドバ注がれています。湯口は白いライオン湯口でその大きな口から勢いよく源泉が吹き出ています。そして浴槽からあふれ出たお湯がザコザコ洗い場に流れ出て行き桶が流されてしまうほどです。
お湯は無色透明のやわらかなもので、とにかく浸かり心地がすこぶる良いです。このよさを何と表現したらいいのかわかりませんが、とにかくこのお湯に浸かっているだけで身体全体に心地よさが押し寄せてくるのです。ぬるつる感のあるお湯は肌触りも申し分なく、小さな気泡もかなり多く身体にくっつきアワアワにもなります。この泡とお湯の成分がやさしく身体を包み込んでくれます。
このみずみずしいまでに新鮮極まりないお湯に浸かっているだけでうっとりしてしまいます。薄いながらも甘い感じの硫黄臭も香り素晴らしいです。浴槽対源泉投入量の比率が抜群に良いので気持ちがいいったらありゃしない。何度も何度も浸かっているとやはりお約束のトドになってしまいます。
浴槽からお湯があふれ出る部分に身体を横たえトドになります。身体にせき止められたお湯が身体を乗り越えて流れ出ていきます。うーん、これは堪りませんねえ!ここのライオン湯口はりりしい顔立ちをしたものでなかなか美男子だと思います。全国ライオン湯口コンテストでもあったら上位入賞間違いないのではないでしょうか。(笑)
浴室の明かりが消えていましたので、女湯をちょっとだけ覗いてみてびっくりしました。男湯より更に狭く2~3人くらいしか入れない浴槽に、やはりライオン湯口から男湯と同じくらいのお湯が注がれています。床は流れていくお湯で洪水状態です。これは凄いや。入ってみたいと言う強い衝動にかられましたが、他にもお客さんがいるようでしたので断念しました。ここの浴槽に浸かったら最高だろうなあ。
ここの旅館は独自源泉を持っており加熱もしていないのですが、なぜかお風呂は夜の10時までなのです。多分お湯を落として掃除をするのだと思われますが、もったいないです。実にもったいないです。一晩中この素敵なお湯に浸かれたらどんなにシアワセなことか。こっそり女湯にも入れるかもしれないし・・・。(笑)
今回は8000円のコースで宿泊しましたが、料理がたくさん出てきて食べきれずに残してしまいました。私としては非常に珍しいことです。ここの旅館はおすし屋さんも兼ねておりその関係で海の幸のオンパレードで、ちょっとだけお寿司も付きます。あんまり有名な温泉地、旅館ではないですがここは穴場的な存在だと思います。ぬる湯好き、アワアワ好き、硫黄臭好き、綺麗好きな方は訪れてみて損はないと思います。人によっては大人しいお湯だと思うかもしれませんが、今の私にとっては一番ぴったりとくるお湯でした。ここは16時から日帰り入浴(200円)も受け付けているようです。(2006/10/13/Deepest Night)
色:無色透明 臭い:硫黄臭 味:硫黄味+甘味
湯浦温泉の「亀井荘」に再訪して宿泊してみました。以前ここに宿泊してとても気に入っており機会があれば再訪しようとチャンスを伺っていたのです。久しぶりに訪れましたが外観は昔と全く変わっていませんでした。
ただお風呂に入ってびっくりでした。何と男湯は完全にリニューアルされていたのです!あのライオン湯口はなくなり普通の湯口になっていたのが悲しいです。浴槽もかなり大きくなっており10人以上が入れるものに巨大化していました。
しかし以前と変わらず豪快に掛け流しになっているのが嬉しいです。しかもあま~い感じの硫黄臭も香り何とも心地がいいです。お湯は相変わらずのとろとしたやさしいやさしいお湯で私は大好きです。この手の泉質の温泉は本州にはあまり無いような気がします。いやあ、やっぱりいいなあ。溢れ出るお湯を背にトドになります。くーっ、きもちがいいっす。
そして多分以前はなかった家族風呂もできていました。宿泊者は無料では入れますので早速入ってみることにしました。ここは4人くらいが入れる広さで昔の大浴場のようにザコザコ源泉が掛け流しになっています。硫黄臭も浴室中に充満しておりもうこれだけでノックアウトです。浴槽が狭い分湯温も気持ち高めで入浴感もバッチリです。
いやあ、よいよい。ここでも溢れ出るお湯を背にトドになります。あまりの心地よさにいつの間にかうとうとしてしまい、ブルルッとはっと目が覚めます。この気持の良さったらないなあ。ここのお湯は私に合っているのでしょうね。
料理も相変わらずてんこ盛りで出きます。私は今回も残念ながら完食することができませんでした。情けないです。(涙)食事良しお湯良しでまた近くまで来る機会があればまた宿泊してみたいです。ただここは湯巡りのメインルートから少し離れているのでゆっくりと滞在できないのが惜しいです。次回来ることがあればここをメインにしてゆっくりとお湯を堪能してみたいと思います。(2012/09/28/Sleepy Midnight)