中山平温泉


中山平温泉  「丸進別館」  大人:350円    随時
源泉名  :丸進別館1号#
泉質  :硫化水素泉
泉温 :98.0度C pH 10.19 総成分 1,144mgmg/kg
:無色透明/緑色透明 臭い :硫黄臭 :薄硫黄味   ケロリン桶
               
 かなり鄙びている湯治中心の宿です。浴室は大小2つあります。名札上は「大浴場」「男湯」「女湯」があり客数に応じて変えているようです。私が行ったときは両方とも誰も入っていなかったので、勝手に男湯に名札を変えて両方入りました。
 まず、大きい方の浴室はひょうたんの形をした大きな浴槽があり、緑色の湯が張ってあります。湯はかなりのぬめりと硫黄臭があり、濃厚な感じがします。湯の感じからすると加水していないようです。いいなあ、この感じ。なかなかこれだけの湯にはめったに浸かれません。
もう一方の浴室は1/4円の形をした浴槽でこちらは無色透明です。ぬめり感がすごいです。「花渕荘」と同じくらいのヌルヌル感です。どう考えてもこの2つの源泉は違うような気がしますが、分析表は一つしかありませんでした。ここは多分中山平温泉でも数少ない加水をあまりしていない温泉だと思われます。微量の茶褐色の湯の華もあります。ここはお勧めです。 

(1998/07/11/PM3:30)


昨年強ぬるぬるを感じた「丸進別館」にまた行ってみました。相変わらず脱衣所が傾いたままで、ちょっと感覚が変になります。からくり屋敷のようです。前回よりはぬるぬるしていませんでしたが、それでもかなりぬるぬるしており「琢秀」よりはずっと上でした。色も前回は緑色で今回は透明でした。玄関の横から源泉が吹き出しており、それを小石を積んでふさいでいました。ここは分析表によると自噴しているようですが、湧出量は測定不能だそうです。(1999/08/09/AM11:10)

「丸進別館」(宿泊)
源泉名 :丸進別館1号泉
泉質 :含硫黄-ナトリウム-炭酸水素・硫酸塩泉
泉温 :100度C pH 9.8. 成分総計 1,199mg/kg   (HS:32.0,H2S:1.1)
:薄緑色透明 臭い :薄硫黄臭 :薄硫黄味      
 
何年ぶりかで復活した丸進別館のお湯に久しぶりに浸かることができました。もう2度と浸かることができないと思っていただけに感慨もひとしおです。内部はかなり立派に改装されており、これなら一般の人にも十分に受け入れられると思います。部屋の畳みも真新しいです。お風呂は以前とほとんど変わっていなくて嬉しくなります。脱衣所がかなり綺麗になったわりには微妙に傾いている浴室はそのままです。(笑)傾き効果による自動ドアはなくなっていました。

大浴槽は小浴槽と共にお湯の感じはほぼ同じで、中山平温泉特有のぬるぬるは健在です。加水せず一晩かけて冷ましたお湯に熱い源泉を少しずつ足していくのでお湯の管理はとっても大変なのですが、かなりレベルの高い状態でお湯の管理がされていいるいるようで嬉しくなります。久々に中山平温泉のぬるぬる温泉を堪能できました。皮膚にお湯のぬめりの成分がまとわり付き、身体中がぬるぬるしてとっても気持ちがいいです。

この心地のよさは文章にしてもなかなか上手く説明できませんが、私が中山平温泉に期待するぬるぬる度の95%までには達していると思います。一般的な人がこのお湯に浸かったらびっくりすることは間違いないと思います。全体的にお湯が少しだけぬるめで源泉投入量が押さえ気味であったのが惜しいです。今度はもう少し熱めのお湯に浸かって更なるぬるぬる度を体感してみたいと思います。(2004/12/29/Deep Midnight)


(何度目かの再訪)

ここも最近は営業していたりしていなかったりすることが多いようですが、私が訪れたときは幸いにも開いていました。ここも何度入ったか思い出せないくらい 浸かったと思います。私が温泉にはまりだしたのは中山平温泉のぬるぬる系のお湯がきっかけだっただけに非常に思い出深い温泉でもあります。
ここは今や中山平地区でも中山平温泉の状態の良い源泉を味わえる数少ない温泉施設となってしまいました。今回もあのぬるぬるの感触は健在で思い切り中山平特有の温泉を楽しむ ことができました。それにしてもどうしてこんなにぬるぬるするのでしょうかねえ?不思議です。私は日本に帰る頃にはここがどうなっているのかちょっと心配 になりました。(2008/02/17/AM10:00)

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