亀の湯

外観はかなり鄙びつつある、上山田温泉街にある共同浴場です。ちょっと見つけにくいです。ほとんど表の看板の字が読めなくなっています。分析表上は「つるの湯」と同じことになっていますが、明らかにお湯は違うように感じました。ブレンドしている源泉の割合が違うのか、あるいは源泉の湧出地に近いからではないかと思われます。

浴室はかなり立派なタイル造りで内湯×１です。ひょうたんを半分に割ったような浴槽に、光の加減で緑色に見える硫黄泉が溢れています。この界隈で一番の硫黄臭を感じました。白と黒の湯の花もあり、思わず嬉しくなってしまいます。お湯の感じは、やや濃厚な感じがしつつもさらりとしており、湯の成分が肌にまとわりつく感覚が残ります。気泡はあまりつかず、ぬめり感もありません。

しかし何とも気持ちの良い硫黄泉です。ここもずーっと、ひたすら浸かりつづけたい湯です。湯の良さといい雰囲気といい５０円でこういう湯に浸れる幸せを感じました。この近くを通りがかったら、是非立ち寄ってみることをお勧めします。でも、本音は誰にも教えたくないです。（1998/09/11/PM1:30）

もう何か目になるか忘れたくらいこの「亀の湯」を訪れています。今回は「熊谷温泉タオル」の撮影のために訪れてみました。一度ここで記念撮影したかったのです。（笑）

相変わらず新鮮さ溢れる気持ち熱めのお湯が掛け流しになっています。やはりここは何度来てもいいですねえ。川向いの新戸倉地区の温泉とはちょっぴりお湯が違いますが、それにしても浸かっていて心地がいいです。（2005/09/19/PM4:30）

泉温	：46.4度C	pH	8.58	成分総計	567mg/kg
色	：弱緑色透明	臭い	：やや強硫黄臭	味	：硫黄味

泉質	：単純硫黄泉（低張性アルカリ性高温泉）
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