唐沢鉱泉「唐沢鉱泉」

長野県にちらほらと散在する鉱泉宿の一つです。宿までのアプローチがなかなかいいです。三井の森の立派な別荘地を抜けていくと３Ｋｍぐらいのダートが待っています。もういい加減いやになった頃に宿に到着します。しかし鄙び鉱泉宿を想像していると、かなり立派なのでちょっとびっくりしてしまいます。さすが長野県です、東北とは違いますね。外観だけでなく内部も綺麗に管理されており、これが鉱泉宿？と思えるほどです。

お風呂は内湯×２があります。７～８人が入れる大き目のと３～４人が入れる小さめなのとがあります。大きい方は少しぬるめになっています。無色透明の少しだけとりとしたお湯は加熱しているため、ガス分が抜けてしまいあっさり目になっています。

大きい方の浴槽は塩素臭がちょっと強めです。小さい方の浴槽は塩素臭はほとんど感知できません。源泉が注いでいるところがありますが、これがいいです。炭酸分と酸味のバランスがよく、飲泉するととても美味いです。冷たくても良いので是非とも源泉槽が欲しいところです。浴槽の底には黄土色のお湯の成分がたくさん沈殿していました。山から下山してこのお湯に浸かるとさぞかし気持ちがいいんでしょうね。（2005/07/08/PM1:00）