小谷温泉
小谷温泉 | 「山田旅館」 | (宿泊) |
源泉名 | :小谷温泉元湯 |
泉質 | :ナトリウム・炭酸水素塩泉(中性低張性高温泉) |
泉温 | :47度C | pH | .6.8 | 成分総計 | 3,323mg/kg | (Mg:41.9 Fe:1.0) |
色 | :薄笹濁り | 臭い | :金気臭+炭酸臭 | 味 | :炭酸味+鉱物味 |
GWの家族サービスとしてチョイスした旅館です。正直に言いますと、まあ数多く存在する宿泊したい旅館リストの中でこの日に予約できたのがここだけだったというのが実情ですが・・・・。(オリンピック道路がこの日終日閉鎖のためキャンセルが結構入ったらしい)
でも実際に宿泊してみるとほぼ満室でした。正直こんな山奥の鄙び旅館でもGWはいっぱいになるんだなあ(失礼!)とちょっと驚いてしまいました。かなり年季の入った旅館で歴史を感じさせてくれます。廊下は黒光りしており、階段は歩くたびにミシミシと音がします。案内された部屋もいまどき少なくなった、隣の部屋とふすま一枚で隔てられたもので、昔の旅籠の部屋のフンイキです。 |
さてお風呂は旧館に内湯×1と別館に内湯×1と露天×1があります。旧館の内湯がいいです。何といっても抜群にフンイキが良いです。共同浴場を思わせるもので8〜9人が入れる浴槽に源泉が掛け流しになっています。源泉は打たせ湯となって浴槽に注いでいます。(落ちています)その打たせ湯が注いでいるお湯の通り道がお湯の成分で成長して太い柱のようになっています。これは凄い光景です。直径は30cm以上はあると思われます。 |
お湯は薄く緑色がかって濁ったもので適温になっています。少し深めの浴槽にとっぷりと浸かっているとなんとも心地が良いです。ぬめり感がありぬるつるするお湯は肌触りも良く、柔らかな感じのするやさしいお湯です。ガツンと来るお湯ではないですがジワジワと効いてくるような感じがします。浴槽の端っこに寝湯になれる場所があり石の枕まであります。トドに近い状況ですが10cmぐらいはお湯に浸かってしまう感じなので、長くは続けられません。でもこれはこれでとっても気持ちが良いです。浸かっている間はなんともないのですが、浴後は汗が吹き出して止まりません。とっても暖まるお湯です。 |
別館には綺麗な浴室(宿泊者専用)があり、内湯と露天があります。それぞれ6〜7人が入れる広さがありますが、心持ち旧館のお風呂より湯温は高いような感じがします。お湯の感じもやや硬い感じのするお湯です。同じ源泉だと思いますが、旧館のあの打たせ湯が源泉をかなりマイルドにしているのかもしれません。いずれにせよ私には旧館の方が断然良いと思います。 |
今回は一万円のコースで予約しましたが、料理はまあまあと言ったところでしょうか。質量共に適当で旬の山菜が数多く出てくるのも嬉しいです。味付けがやや塩味が強いのが気になりましたが、全体として不満はありませんでした。(2004/05/03/PM6:30) |