新潟県の温泉

瀬波温泉「夕幸の森」

入浴料金:400円  営業時間:PM3:00-10:00
源泉名:瀬波温泉・混合泉(瀬波源泉、元湯2号)
泉質:ナトリウム-塩化物温泉
泉温:88.2度C pH:8.8 成分総計:3,859mg/kg (Br:7.5,I:1.5)
色:微白濁透明  臭い:薄硫黄臭+微アブラ臭  味:塩味

瀬波温泉街の外れにある中規模の温泉旅館です。外観、内部ともにかなり新しい感じのする施設です。建物の正面に看板が出ているのですが、ちょっと見にくい所にあり最初ここの施設であっているのかわかりませんでした。

お風呂は内湯×1があります。7~8人が入れる浴槽にちょっとだけ白濁気味のお湯が張られています。源泉は少しずつ浴槽に投入され掛け流しになっています。源泉の湯温が高いので人がしばらく入っていないと浴槽内のお湯の表面がアチチになっています。湯もみ板がありますので、これでマゼマゼすると熱めのいい感じのお湯になります。

ここの浴槽に入った瞬間とても良い臭いが感知できます!甘い硫黄臭とアブラ臭がミックスされた何とも言えない良い臭いなのです。あまり強い臭いではなく鼻が直ぐに慣れてしまいますが、この臭いは良いです!お湯は食塩泉の王道を行くような強い浴感のあるものでとても入り心地は良いです。ぬめり感もあり肌触りも良いです。小さな黒っぽい湯花も少しだけ舞っています。ここは瀬波温泉では珍しく源泉100%掛け流しで使用している(加水なし)らしいです。

実際に入ったお湯の感じからしても瀬波温泉の持つお湯の素晴らしさを余すところなく発揮しているような感じがします。それにしても、いいなあ、このお湯は。ちょっと自宅から遠いのが難点ですが宿泊しに来るのも悪くないかもしれません。姉妹店として居酒屋とラーメン屋を経営しているらしいので、宿の料理もそこそこ美味しいのが食べられるかもしれません。ここは正直ってさほど期待していなかったのですが、あまりのお湯のよさにびっくりでした。湯上り後は汗が引かなくて困りました。(2012/05/18/PM3:00)

(2012年の再訪)

以前立ち寄り湯で好印象を持った瀬波温泉「夕幸の森」に宿泊をしてみることにした。ここは瀬波温泉を源泉掛け流しで味わうことのできる数少ない施設なのです。建物は公共の施設っぽいもので内部は妙にゆったりと造ってあり無駄にも思えるスペースがたくさんあります。

お風呂は前回訪問した時とは反対側の浴室が男湯になっていました。こちら側はガラス面が小さく開放感のない造りで閉塞感があります。浴室内も湯気がこもった感じになっており、ちょっとしたサウナっぽい状態になっています。お湯は相変わらず熱いです。湯もみ板でお湯をかきまぜ少しぬるめにします。これをやらないとお湯の表面がアチチすぎてゆっくりと浸かることができません。

湯もみ後で47度くらいかな。お湯は浸かり心地抜群の気持ちの良いもので。お湯の力強さが伝わる浴感でジリジリとお湯の成分が皮膚にしみ込んでくる感じがします。残念ながら以前訪問時に感知したアブラ臭はほとんど感知できません。ただほのかな硫黄臭は感知できます。祝日で人が普段よりは多く入っているせいかもしれません?

今回は宿泊でゆったりと入れましたのでトドになってみました。(笑)浴槽から少しずつあふれ出るアチチの源泉を背中に感じながらトドになります。浴室の床が暖かいのでとても気持ちがいいです。身体に時折かけるお湯がアチチなのがご愛嬌ですが、やはりトドはいいなあ。お湯が熱いので長く入ることはできませんが何度も何度も入ってしまいました。

ただここのお風呂は夜の11時から入れなくなってしまうのが惜しいです。毎日お湯を夜の間に入れ替えるからです。これは仕方がないです。朝は6時から入ることができます。朝は6時に入ろうと目論んでいましたが寝過ごしてしまい6時半ごろに行ったところ既に先客が加水済みでややぬるめになっていました。残念!

今回は2食付で宿泊をしましたが、その夕食のおかずの多さにはちょっとびっくりです。宿泊料金から考えるととても内容は充実したものです。ほとんどが海産物で魚好きにはたまらない品々です。熱いお湯が苦手な人にはお勧めできませんが、熱いお湯がOKな人にはお勧めできる宿だと思います。(2012/11/24/Hot Midnight)

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