勝浦温泉


勝浦温泉 「ホテル浦島」 大人:1000円 AM9:00-PM7:00
随分前から訪れたいと思っていた「ホテル浦島」をようやく訪れることができました。構想5年目にしてやっとこさってところでしょうか。噂どおりそのスケールの大きさにやはりびっくりです。午前中は清掃時間帯が入るので、その時間帯を確認しながらお風呂を廻る必要があります。「ホテル浦島」へは左の写真の船に乗っていくことになります。

1.忘帰洞(男湯・女湯) 5:00-10:00、12:00-23:00
2.ハマユウの湯(女性)滝の湯(男性) 24H
3.玄武洞(男湯・女湯) 5:00-10:00、14:00-23:00
4.磯の湯(男湯・女湯) 24H
5.天女の湯(女湯)狼煙の湯(男湯)5:30-10:00、12:00-22:00
6.ごんど浴場(男湯・女湯) 6:00-12:00、14:00-24:00


(忘帰洞)
源泉名 :ホテル浦島・集中タンク(岩窟風呂、赤島湯、赤湯2号、浦島湯、翁湯)(那智勝浦町1165-2)
泉質 :含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物泉(弱アルカリ性低張性高温泉)
  :<含食塩・塩化土類-硫黄泉>358L/分    
泉温 :48度C pH 7.7 成分総計 4,797mg/kg   (Mg:75.7、HS:0.5、H2S:0.1)
:無色透明/白濁 臭い :薄/硫黄臭 :薄硫黄味+塩味      
 
「ホテル浦島」の名物風呂の一つです。自然にできた洞窟をそのまま浴室にしています。何ともダイナミックなものです。お風呂は4つあり、それぞれ10人〜20人ぐらいが入れる広さがあります。それぞれの浴槽に張られている源泉は微妙にそれぞれ異なるブレンドをしているような感じがします。お湯は海側にあるものを除くと無色透明で、海側だけが白濁しています。
硫黄臭はそれぞれ微妙に異なりますが、それほど強いものではありません。味も少しの塩味と硫黄味がする程度です。お湯の感触は肌触りが滑らかでつるりとした感じのするものです。食塩系のせいか浴後はかなり暖まります。海側のお湯は適温で注がれており、そのお湯から少し塩素臭が感知できましたが気のせいかな?

(滝の湯)
泉質 :含硫黄食塩泉
<内湯>
:微白濁 臭い :薄アンモニア臭 :甘味      
<露天>
:白濁 臭い :薄硫黄臭 :硫黄味+塩味      
 
「滝の湯」と名づけられた浴室です。これは男性専用のようです。女性用は通常「ハマユウの湯」になっています。こちらの浴室は内湯×1と露天×1があります。内湯は15〜6人が入れる広さの浴槽に上のほうから岩を伝って大量のお湯が注がれています。お湯は少しだけ白濁気味の透明なもので、つるっとした感触があります。ここのお湯は何となくすえた様な、アンモニアのような臭いが感知できます。豪快にお湯が注がれ掛け流しになっていますが、お湯の鮮度はイマイチでまったりした感じがします。
露天は樽風呂で3〜4人が入れる広さです。綺麗に白濁したお湯が張られています。一人で浴槽にざぶんと浸かると、ざざざーとお湯が浴槽から溢れ出ます。これは何度やっても気持ちがいいです!!ここのお湯は硫黄臭はあまり感知できないものの、硫黄味はかなり残っています。ここはとても気持ちのよいお湯で暫くの間一人で独占して浸かり続けました。やはり私は狭い木の浴槽が好きなようだ。

(玄武洞)
泉質 :含硫黄食塩泉
:緑味白濁 臭い :薄硫黄臭 :硫黄味      
 
ここも洞窟系のお風呂です。「忘帰洞」より一回り小さいです。お風呂は1つだけですが30人くらいは楽に入れる広さがあります。浴槽内の一角から源泉がボコボコと間欠泉のように吹き出ています。(左の写真)
お湯は光の加減で緑味白濁に見えるものです。肌触りは少しとろみ感がありふわりとした感触のなかなか心地のよいものです。特に源泉が注いでいる付近はお湯が濃い感じがして浸かり心地がとても良いです。もう少し硫黄臭が強ければ文句はありません。ここは浸かっていてとても気持ちがいいお湯です。洞窟の先は直ぐに海になっておりロケーションもGoodです。ここはかなり気に入りました。

(ごんどう浴場)
泉質 :含硫黄食塩泉
:薄白濁 臭い :薄硫黄臭 :薄硫黄味+苦味      
 
「ごんどう浴場」と名づけられたお風呂です。内湯×2があります。ほぼ同じ広さの浴槽が並んでおり、10人ぐらいが入れます。入口側の浴槽の縁が木でできています。お湯はうすーく白濁したもので、つるりとする感触がし、やわらかな肌触りです。「ホテル浦島」のお湯の中では平均的なものだと思います。窓越しに対岸が見えますが窓が小さいのでちょっと見えにくいです。ガラス窓を大きく取り外が見えるようになれば、また一味違ったものになるかもしれません。

(磯の湯)
源泉名 :磯の湯5号泉(那智勝浦町大字勝浦1158-6)
泉質 :含硫黄食塩泉
泉温 :43.2度C pH 8.0 成分総計 4,897mg/kg   (Mg:152.8,HS:3.3)180L/分
:白濁 臭い :硫黄臭 :硫黄味+苦味      
 
源泉名 :磯の湯1号泉(那智勝浦町大字勝浦1161)
泉質 :食塩泉
泉温 :45.8度C pH 5.5 成分総計 6,240mg/kg   (Fe:39.1,HS:27.1)
:無色透明 臭い :薄硫黄臭 :塩味      
 
ここは比較的新しい感じのする小奇麗な浴室です。源泉が2つ張られており、それぞれ10人ぐらいが入れる広さがあります。食塩泉の張られたお湯はピリリと熱めで身体がしゃきっとします。ぬるめのお湯が多い「ホテル浦島」の中にあってはとても個性の強いお湯に感じられます。ぬめり感があり少しぬるっとします。しっかりとした食塩泉で硫黄臭も感知でき、なかなか良いお湯です。
一方硫黄泉の方は源泉100%のものでかなりぬるめです。白い湯花が数多く舞っており、こちらも本格派の硫黄泉です。ぬるめなので薄く感じてしまいますが、じっくり浸かっていると入浴感はあります。熱めの食塩泉とぬるめの硫黄泉に交互に浸かるととても気持ちが良いです。

(山上露天風呂・狼煙の湯)
源泉名 :赤島湯(那智勝浦町大字勝浦1166)
泉質 :含食塩硫黄泉
泉温 :68.7度C pH 8.2 成分総計 2,982mg/kg   (Fe:1.1,HS:33.5,H2S:2.4)
:無色透明 臭い :薄硫黄臭 :塩味      
 
「ホテル浦島」の中で一番上にある高級そうなホテルに併設されたお風呂です。長いエスカレーターを3つも乗り換えて行くことになります。この距離感はホント凄いです。「山上露天風呂・狼煙の湯」と名づけられた浴室には露天×2があります。12〜3人が入れる岩風呂風のものと4〜5人が入れる木製の浴槽のものとがあります。
かなり上のほうにあるので勝浦港を見下ろすロケーションは素晴らしいです。ただし浴槽に浸かったままでは見えませんが。仁王立ちファンは、思い切り仁王立ちになれます。お湯は白い湯花とかは舞っていますが、残念ながら勢いよく注いでいるお湯からはキツイ塩素臭がします。これはちょっといただけません。塩素臭を感知した途端気分が悪くなり、急いで出てしまいました。残念です。
それにしても広い、ホント広いです。今回は清掃時間の関係でゆっくり浸かることができないお風呂もあったので、次回は宿泊でもしてゆっくり時間をかけて浸かってみたいです。(2003/04/30/AM10:00)

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