山形県の温泉
肘折温泉「三春屋」
入浴料金:300円
源泉名:三春屋源泉
泉質:ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉
泉温:57.2度C pH:6.4 成分総計:2,349mg/kg ()
色:微白濁 臭い:金気臭 味:微炭酸味+薄塩味
肘折温泉にある中規模の温泉旅館です。ここは独自源泉を持つ宿の一つです。玄関から入って直ぐのところに混浴の独自源泉のお風呂があります。共同源泉を利用したお風呂も3階にあるようですが、今回はパスしてしまいました。
独自源泉を持つ浴室は階段を下りていくタイプで、これだけでポイントがアップしてしまいます。(笑)浴槽は4~5人が入れるほぼ真四角のものです。この浴室、浴槽のフンイキはなかなか良いです。お湯は少しだけ白濁気味のもので肘折温泉特有の金気臭の感知できるものです。
浴槽はかなり深めでお湯は適温になっています。肌触りはなめら感は少ないものの、肌に感じるお湯の感触はなかなかすっきりしたもので入り心地はとてもよいです。特別特徴のあるお湯ではないですが、浸かり心地がよく一度浸かるとなかなか出られないです。赤い湯の花がちらほらと舞っています。(2006/03/18/AM9:00)
肘折温泉の中で独自源泉を持つ宿の一つである「三春屋旅館」さんに宿泊をしてみることにしました。肘折温泉街の中心部にあり他の宿と同様に鄙びた雰囲気があります。しかしよーく見ると温泉街も少しずつ綺麗にリニューアルされた宿がポツポツと混じっているのに気が付きます。これはいい傾向ですね。きちんと世代交代されている証拠だと思いたいです。肘折温泉は廃業した旅館も少なそうで温泉街としての景観も昔のままを保っているのはスバラシイです。
「三春屋旅館」さんは木造三階建ての宿で一階に独自源泉を持つ浴室があります。三階には共同源泉を引いた浴室があり、これらを男女別で貸切で使うシステムです。正確には女性専用と混浴なのかな?この一階の浴室だけは以前に日帰りで入ったことがあります。ここのお風呂にゆっくりと入るために宿泊をしたのでした。宿泊をした部屋は三階にあり共同源泉を引いた浴室のすぐ近くでしたが一階の浴槽までは急な階段を上り下りしなければなりませんでした。
独自源泉の浴室は内湯×1で4~5人が入れる四角い浴槽があります。ほぼ透明のお湯で源泉と水が同時に注がれて適温になっています。この湯温が素晴らしいバランスでとても入り心地が良いです。金気臭がかなり感知でき舐めると少ししょっぱいです。それにしてもここのお湯は独特の浴感で、濃すぎず薄すぎずとても心地よく浸かることができます。適度な暖まり感も強く残り、浴後の感触もかなり良いです。
共同源泉を使った浴室は内湯×1があります。3~4人が入れる浴槽に少しだけ濁った感じに見えるお湯が注がれています。こちらのお湯はやや鮮度感に欠けるものがあり悪くはないのですが一回の独自源泉のお風呂に入ってしまうと魅力が薄れてしまいます。部屋から近いので何度か入りましたがやはりこの宿では一階のお湯がベストです。
今回は二食付きで宿泊をしましたが宿泊料金の割には満足のいく内容で料理もおいしくいただくことができました。意外に宿泊している人が多いのにちょっとびっくりです。(2012/10/16/Wonderful night)