蔵王温泉
蔵王温泉 | 「おおみや旅館」 | 大人:525円 | AM10:00-PM3:00 |
源泉名 | :近江屋2号源泉 |
泉質 | :酸性・含鉄・硫黄・アルミニウム・硫酸塩・塩化物泉 | ||
:<含硫化水素強酸性明ばん緑ばん泉> |
泉温 | :48.6度C | pH | 1.4 | 蒸発残留物計 | 3,223mg/kg | (Mg:62.9,Al:274.2,Fe:69.9,H2S:8.5) |
色 | :薄白濁透明 | 臭い | :薄硫黄臭+みょうばん臭 | 味 | :強酸味 |
源泉名 | :近江屋源泉 |
泉質 | :酸性泉<含硫化水素強酸性明ばん緑ばん泉> |
泉温 | :43.3度C | pH | 1.3 | 蒸発残留物計 | 3,489mg/kg | (Mg:49.9,Al:355.8,Fe:94.9,H2S:27.54) |
色 | :薄白濁透明 | 臭い | :薄硫黄臭+みょうばん臭 | 味 | :強酸味 |
蔵王温泉の中でも数少ない独自源泉を持つ宿の一つです。ここは源泉を3本も持っているようです。外観は白塗りの立派な建物でちょっとびびってしまいます。入浴をお願いすると快く受け入れてもらえましたが、消費税25円まで取るのにはちょっとびっくりです。入湯税も取られているはずなので税金の二重取りじゃないのかなどと考えながら浴室へ向かいました。お風呂は内湯×2と露天×1があります。 |
浴室に入りその見事さにちょっと驚きます。全て木造の浴室に5〜6人が入れる木製の浴槽が2つ礼儀正しく並んでおり、浴槽から溢れた源泉が木の床を舐めるように掛け流されています。何とも嬉しい心憎いばかりの演出だと思います。2つの浴槽には「泡の湯」と「檜の湯」と名前がついています。「泡の湯」(写真奥)はぬるめでボコボコと源泉がパイプから吹き上げています。その名の通りお湯に浸かると小さな気泡が身体にくっつきます。あまり付きは良くないですが蔵王のお湯でアワアワになるのも悪くありません。ここのお湯はとてもやさしい感じのお湯です。 「檜の湯」(写真手前)の方は熱めの源泉が勢いよく投入されており、浴槽内のお湯も熱めになっています。お湯に浸かった瞬間にキリリと身体が引き締まりガツンとくる感じのお湯です。これはなかなか強力です。入り応え十分のお湯で浸かり続けるとひどく疲れてしまいます。硫黄臭はあまり強くはありませんが何とも力強いお湯です。 |
露天は内湯と同じくらいの広さの木製のもので、外にあるので露天と言っていますが周りと上をよしずで囲ってあり内湯感覚のものです。ここには「近江屋3号源泉」(分析表掲示なし)が張られていますがややぬるめになっています。白濁しており肌触りは少しのぬめり感とやわらかさがあります。ここも心地の良いもので、浴槽の縁でぼうっと考え事をしたくなるお湯です。”沈思黙考の湯”とでも名づけましょうか。全体的にお風呂とお湯が素晴らしく、さすがに蔵王の老舗旅館は違うなあと感じました。これで入浴料525円は安いと思います。(2002/05/02/PM2:00) |